2010年 01月 29日
母親になるということ |
お風呂上がりにパンツを履きながら甘党王子が言いました。
「愛してるって、だ~いすきってことなのに、なんでみんなは笑うんやろう?」
ときどき、子供は大人がハッとするような事を言います。
その日、王子は幼稚園に「あなたをずっとずっとあいしてる」
という絵本を持参していました。(先生に読み聞かせをしてもらうのです)
なので、私はピンときました。
おそらく、年長さんのおませな子が「あいしてる」という言葉がくすぐったいような
はずかしいような感じで笑ってしまったのだと・・・。
この絵本は恐竜のお母さんが自分の子供と、拾った子供を平等に育てて、
そして別れるまでを描いています。
別れてしまった「わが子」に、ずっとあいしてるとお母さんは言うのです。
普通、あいしてるって言葉は、あまり使いませんよね?
日本では特に、軽々しく使う言葉ではないと言われてきたような気がします。
しかし、今回の王子の発言ではたしてこれでいいのかと思いました。
あいしてるの言葉の本当の意味や、その大切さを幼児のときにこそ教えなければ!と。
ザビエルが日本に来て、キリスト教を日本人に説いたとき、
「愛」を「ご大切に」と言い換えて教えたそうです。
(王子がカトリック系の幼稚園に通ってるので、持ち帰る保護者向けの冊子から)
「自分と同じように、身近な人をご大事に」
身近な人を愛しなさい、ということ。
親が子を大事に大事にしてるってことを日ごろの生活の中で伝えていくことが、
母親としての一番重要な仕事ではないかな?、と今回教えられました。
この絵本、王子に読んでとせがまれて読むたびに、どうしても最後ウルウル。
というか、ポロリ。困ってしまいます・・・・。
by mironton
| 2010-01-29 11:32
| 日記